› 浜松子ども劇場ブログ › 2024年03月21日
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2024年03月21日

高学年例会「BUDORi」


昨日は高学年例会 ゆめみトランクさんによる人形劇「BUDORi」 無事開催できました!
宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」を原作にしたこの劇。私は事前にあえて本などを読まずに例会を迎えました。


チェコの工房で生まれ、沢則行さんの手で色付けられたという木彫りの人形たち。


糸あやつり人形で、カクカクした動きなのに、なぜか命を感じさせられるのは何故だろう。
また、周りの人間たちが濃ゆいキャラクターで、突き抜けた人間臭さというか…対比がすごかったなぁ。
自然災害が続き、自然の中で苦しみながらも懸命に生き抜こうとする人間の姿。自分を犠牲にして皆を助けようとするブドリの姿。たった1人の肉親と再会した直後にまた失う妹のきもち。
色んなものが胸の中で交錯してまだ消化されずにいます。


でも、こんな風に色んな人生を歩んでいる人たちとひと時この空間を共にする幸せ。出会いの不思議。そうしたものをしみじみじーんと、終演後味わっています。


ブドリの様にシンプルにまっすぐに純粋には生きられないけれど、よく分からない混沌、アンバランス、凸凹な自分もいるけれど、人間ってこういうものだよなぁ。


片付けの中娘が「2人は夫婦なの?」と聞くので、バラシ最中の演者さんに聞いたら、「よく言われるんですけど、付き合いは長いけど、それぞれ別のつれあいがいて、子どももいるんです。」だって。お父さんが演じるお仕事だったら面白いね、なんて話しながら帰ってきました。

週末は高学年の「ドラマスクール」が待っています。自分たちで小さな劇を作って発表するお泊まり会。
(去年のドラマスクールの様子は、2023.3.20.の投稿からチェック!)
今回はテーマも自分たちで話し合って決める予定です。
「BUDORi」に出会って、そこから膨らむアイデアもあるでしょう。ますます楽しみです。  

Posted by 浜松子ども劇場 at 18:18Comments(0)例会